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「臨床心理士」と聞いて、どんな仕事を連想するでしょうか?
病院のカウンセラーや、スクールカウンセラーのようにカウンセリングする人っていうイメージがあるけれども、具体的にどんな仕事をするのかはあまり世間的に認知されていません。
まあ、一番イメージしやすいのは「心のケア」をする人という感じでしょうか。
こちらのサイトによると臨床心理士の業務内容は次の4つです。
1.臨床心理査定
2.臨床心理面接
3.臨床心理的地域支援
4.上記に関する研究活動
ちょっと固い言葉で、意味がわかりにくいかもしれません。
まあ、簡単に言えば
「臨床心理査定」とは心理テストや心理学的な知識を基にして、クライエントや困っている人と分析して、どうすればいいのかを方向性を考えていくことです(これを専門的には「見立て」と言います)。
例えば、この人は病院に行った方が良いのか、福祉に振った方が良いのか、カウンセリングで十分なのか。また、環境を立て直したほうが上手く行きやすいか、それとも本人の成長を促した方が良いのか、無理やり介入しないとダメか。などなど。
非常に高度な専門家としての知識と知恵が求められます。
あと、「臨床心理面接」とは、簡単に言えばカウンセリングです。臨床心理士はクライエントをしっかりと見定める能力も必要ですが、カウンセリングする能力も必須です。しかも、ただやみくもに話を聴くのではなく、臨床心理学やカウンセリング学の理論や科学的研究の知見に添ったカウンセリング技術が必要です。
要約すると、
心理的な知見に基づいて、その人の状況や心理状態を的確に判断して方向性を見出すこと。
また、客観的に根拠のある手法を用いたカウンセリングを行うこと。
この2つが臨床心理士の仕事の一部分だといえます。
ちょっと、書き過ぎましたので、残りの二つは次に回したいと思います。
↑私は上記の本の著者ではありませんが、非常にこの業界についてわかりやすく書かれています。