スワップポイント 臨床心理士への道 臨床心理実習のイニシャルケースの関わり方のポイント 忍者ブログ
現在、スクールカウンセラーと病院のカウンセラーを掛け持ちしています。臨床心理士の資格を持っています。このサイトは臨床心理士を目指す人たちのため、臨床心理士の資格の取り方について私の経験も交えて書かせていただいています。
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Posted : 2014/05/17 18:20
臨床心理実習は病院や施設で行う場合もあれば、大学院の中の心理相談室で行うこともあります。

院生はそこでカウンセリングのケースを担当する機会が得られます。
この最初のカウンセリングのケースのことを「イニシャルケース」と呼ぶこともあります。

私もそうでしたが、イニシャルケースでは本当にどう関わっていいのか、見立てを立てればいいのかわからず右往左往しながらの状態でした。
 
かなり緊張しました。

「教科書通りにしなきゃ!!」と思いながら関わっていたので、形通りに「受容・共感・傾聴」を意識していたのを覚えています。
今思えば、教科書通りに行えば行うほど不自然なカウンセリングになるだけなんですけどね。

でも当時はそれしかわからず、一杯一杯の中していました。

ちなみに私が最初に担当したのは、3歳の男の子のプレイセラピーと、統合失調症の患者さんのカウンセリングです。
今でも鮮明に覚えています。

さて、イニシャルケースの関わり方ですが、教科書通りにすればするほど、自分らしい関わり方ができなくなります。
なので、最初のカウンセリングは、本や教科書の内容を一切忘れて関わることをお勧めします。

実習生だからできる関わり方というのがあります。
下手に現場に出ると責任がかかるため、逆に自分らしくはできないことが多くなります。

院生の場合は、真正面からクライエントに関わるエネルギーと、それをしっかりと振り返る時間がたくさんあります。

そのため、「カウンセラーはこう関わるものだ」と変に固くならずに、「このクライエントには良くなってほしいから、肩の力を抜いてしっかりと聴くことに集中しよう」と気楽に構えてください。

そうですね・・・「カウンセリングをしよう」というのではなくて、クライエントの思っていることをしっかりと分かち合おうという感じで関わると良いだろうと思います。

初めてのカウンセリングで、クライエントを見立てることなどまずはできません。
クライエントの思いをしっかり聴き、添うことぐらいしかできないです。
むしろ、その姿勢が一番大切だったりします。
 
悪いところやいいところは後でスーパーヴァイザーが指摘してくれます。
なので臆せず自分が良いと思ったことはどんどん試してみましょう。
もちろん、クライエントを害さない範囲でです。

あとはクライエントを批判・非難しないように心掛ければ十分だと思います。

イニシャルケースの関わり方のポイントは、力を抜いて、自分らしく関わることがポイントです。

カウンセリングを目指す人にとって絶対読むべき一冊。
イニシャルケースのポイントについても多くのヒントが書かれています。
     
  
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