現在、スクールカウンセラーと病院のカウンセラーを掛け持ちしています。臨床心理士の資格を持っています。このサイトは臨床心理士を目指す人たちのため、臨床心理士の資格の取り方について私の経験も交えて書かせていただいています。
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臨床心理実習は病院や施設で行う場合もあれば、大学院の中の心理相談室で行うこともあります。
院生はそこでカウンセリングのケースを担当する機会が得られます。
この最初のカウンセリングのケースのことを「イニシャルケース」と呼ぶこともあります。
私もそうでしたが、イニシャルケースでは本当にどう関わっていいのか、見立てを立てればいいのかわからず右往左往しながらの状態でした。
かなり緊張しました。
「教科書通りにしなきゃ!!」と思いながら関わっていたので、形通りに「受容・共感・傾聴」を意識していたのを覚えています。
今思えば、教科書通りに行えば行うほど不自然なカウンセリングになるだけなんですけどね。
でも当時はそれしかわからず、一杯一杯の中していました。
ちなみに私が最初に担当したのは、3歳の男の子のプレイセラピーと、統合失調症の患者さんのカウンセリングです。
今でも鮮明に覚えています。
さて、イニシャルケースの関わり方ですが、教科書通りにすればするほど、自分らしい関わり方ができなくなります。
なので、最初のカウンセリングは、本や教科書の内容を一切忘れて関わることをお勧めします。
実習生だからできる関わり方というのがあります。
下手に現場に出ると責任がかかるため、逆に自分らしくはできないことが多くなります。
院生の場合は、真正面からクライエントに関わるエネルギーと、それをしっかりと振り返る時間がたくさんあります。
そのため、「カウンセラーはこう関わるものだ」と変に固くならずに、「このクライエントには良くなってほしいから、肩の力を抜いてしっかりと聴くことに集中しよう」と気楽に構えてください。
そうですね・・・「カウンセリングをしよう」というのではなくて、クライエントの思っていることをしっかりと分かち合おうという感じで関わると良いだろうと思います。
初めてのカウンセリングで、クライエントを見立てることなどまずはできません。
クライエントの思いをしっかり聴き、添うことぐらいしかできないです。
むしろ、その姿勢が一番大切だったりします。
悪いところやいいところは後でスーパーヴァイザーが指摘してくれます。
なので臆せず自分が良いと思ったことはどんどん試してみましょう。
もちろん、クライエントを害さない範囲でです。
あとはクライエントを批判・非難しないように心掛ければ十分だと思います。
イニシャルケースの関わり方のポイントは、力を抜いて、自分らしく関わることがポイントです。
カウンセリングを目指す人にとって絶対読むべき一冊。
イニシャルケースのポイントについても多くのヒントが書かれています。
院生はそこでカウンセリングのケースを担当する機会が得られます。
この最初のカウンセリングのケースのことを「イニシャルケース」と呼ぶこともあります。
私もそうでしたが、イニシャルケースでは本当にどう関わっていいのか、見立てを立てればいいのかわからず右往左往しながらの状態でした。
かなり緊張しました。
「教科書通りにしなきゃ!!」と思いながら関わっていたので、形通りに「受容・共感・傾聴」を意識していたのを覚えています。
今思えば、教科書通りに行えば行うほど不自然なカウンセリングになるだけなんですけどね。
でも当時はそれしかわからず、一杯一杯の中していました。
ちなみに私が最初に担当したのは、3歳の男の子のプレイセラピーと、統合失調症の患者さんのカウンセリングです。
今でも鮮明に覚えています。
さて、イニシャルケースの関わり方ですが、教科書通りにすればするほど、自分らしい関わり方ができなくなります。
なので、最初のカウンセリングは、本や教科書の内容を一切忘れて関わることをお勧めします。
実習生だからできる関わり方というのがあります。
下手に現場に出ると責任がかかるため、逆に自分らしくはできないことが多くなります。
院生の場合は、真正面からクライエントに関わるエネルギーと、それをしっかりと振り返る時間がたくさんあります。
そのため、「カウンセラーはこう関わるものだ」と変に固くならずに、「このクライエントには良くなってほしいから、肩の力を抜いてしっかりと聴くことに集中しよう」と気楽に構えてください。
そうですね・・・「カウンセリングをしよう」というのではなくて、クライエントの思っていることをしっかりと分かち合おうという感じで関わると良いだろうと思います。
初めてのカウンセリングで、クライエントを見立てることなどまずはできません。
クライエントの思いをしっかり聴き、添うことぐらいしかできないです。
むしろ、その姿勢が一番大切だったりします。
悪いところやいいところは後でスーパーヴァイザーが指摘してくれます。
なので臆せず自分が良いと思ったことはどんどん試してみましょう。
もちろん、クライエントを害さない範囲でです。
あとはクライエントを批判・非難しないように心掛ければ十分だと思います。
イニシャルケースの関わり方のポイントは、力を抜いて、自分らしく関わることがポイントです。
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イニシャルケースのポイントについても多くのヒントが書かれています。
臨床心理士の実習では、とにかく大学院の勉強とは全然異なります。
今までは紙の上で「こういうケースが来たらこう対処するといい」と教わることがほとんどです。
また、カウンセリングやアセスメント、心理療法の理論などの勉強を中心に今まで進めてきました。
しかし、大学院での実習では、そうした理論的なことは横に置かないといけません。
そして、実習で一番求められるのは、患者やクライエントを良くすることよりも、実習先のスタッフとの人間関係をいかに良くするか、そういったコミュニケーション能力が求められます。
ある程度の社会性がないと、実習で相当痛い目を見るでしょう。
ただ、大学院生の大半が社会人経験はないので、社会性というのはそれほど備わっていない場合がほとんどです。そのため、多くの人が実習先で泣きを見ていました。
私の場合は「もう来なくてもいいよ」と指導教官に言われたこともあります。
また、知り合いは実習で円形脱毛症になっていたこともありました。
実習で求められるのは、臨床心理士のスキル、カウンセリングのスキルではありません。
いかに実習先のスタッフの邪魔をしないか、指導教官に気に入られることができるかです。
実習先で役立とうなどとは最初から考えないでください。
実習生が役立てることなどたかが知れています。
大学院生が頑張ってクライエントが見事に社会復帰するなんてことはまずありえません。
まずは現場という空気をしっかりと味わうこと。
「臨床心理士」はこういうところで働いているんだというその仕事ぶりをしっかりと味わうこと。感じることです。その感じたことが臨床心理士としてのスキルアップにつながります。
これを目標にしてください。それが実習先の一番の心構えになると思います。
今までは紙の上で「こういうケースが来たらこう対処するといい」と教わることがほとんどです。
また、カウンセリングやアセスメント、心理療法の理論などの勉強を中心に今まで進めてきました。
しかし、大学院での実習では、そうした理論的なことは横に置かないといけません。
そして、実習で一番求められるのは、患者やクライエントを良くすることよりも、実習先のスタッフとの人間関係をいかに良くするか、そういったコミュニケーション能力が求められます。
ある程度の社会性がないと、実習で相当痛い目を見るでしょう。
ただ、大学院生の大半が社会人経験はないので、社会性というのはそれほど備わっていない場合がほとんどです。そのため、多くの人が実習先で泣きを見ていました。
私の場合は「もう来なくてもいいよ」と指導教官に言われたこともあります。
また、知り合いは実習で円形脱毛症になっていたこともありました。
実習で求められるのは、臨床心理士のスキル、カウンセリングのスキルではありません。
いかに実習先のスタッフの邪魔をしないか、指導教官に気に入られることができるかです。
実習先で役立とうなどとは最初から考えないでください。
実習生が役立てることなどたかが知れています。
大学院生が頑張ってクライエントが見事に社会復帰するなんてことはまずありえません。
まずは現場という空気をしっかりと味わうこと。
「臨床心理士」はこういうところで働いているんだというその仕事ぶりをしっかりと味わうこと。感じることです。その感じたことが臨床心理士としてのスキルアップにつながります。
これを目標にしてください。それが実習先の一番の心構えになると思います。
大学院の目玉に一つは何と言っても実習です。
実習先では、今まで本や講義の中だけでしか知ることの出来なかった、臨床心理士の仕事の実態や様子を身を持って学ぶことができます。
しかし、それ以上に本や講義でイメージしていた臨床心理士の仕事と、実際の現場との違いに大きく戸惑ってしまう学生もいるだろうと思います。
私自身も実習先で不適応を起こして、上手く立ち回れず、危うく実習停止になりかけたこともありました。
ちなみに、皆さんは実習先というとどんなところをイメージするでしょうか?
大抵は病院をイメージするかもしれません。
ちなみに臨床心理士の実習先は、病院の他に、教育センター、保健所、児童相談所、保健福祉センター、療育施設、養護施設、情緒障害児短期治療施設、知的障害者授産施設、就労支援センターなどがあります。
ちなみに、病院の場合は大抵が入院ができる精神病院です。
診療所やクリニックの実習先はほとんどありません。
また、開業しているカウンセリングルームの実習というのもありません。
開業カウンセラーは基本は常にカウンセリングばかりで忙しく、また一人で回しているため、実習生を受け入れる余裕なんてないです。
あと、スクールカウンセラーの実習というのもないです。
スクールカウンセラーは週に1回で学校に出勤します。その1日をフルに活用して子供の様子を把握し、教員が支援しやすいように廻らなければいけません。正直言って多忙な現場です。
その中で、実習生の面倒を見る余裕はないですし、学校側が臨床心理士の実習生を受け入れる義務というのは本来ありません。
そのため、多数臨床心理士がいて、組織的に運営されているような場所でしか実習生の受け入れはできないということです。
大学院を検討している方は、ぜひ臨床心理士の働き口について、しっかりと情報を仕入れておきましょう。言い方を変えれば、上記の実習先は確実に臨床心理士が働ける場所でもあるということです。
↑心理カウンセラーの仕事についてわかりやすく書かれています。
実習先では、今まで本や講義の中だけでしか知ることの出来なかった、臨床心理士の仕事の実態や様子を身を持って学ぶことができます。
しかし、それ以上に本や講義でイメージしていた臨床心理士の仕事と、実際の現場との違いに大きく戸惑ってしまう学生もいるだろうと思います。
私自身も実習先で不適応を起こして、上手く立ち回れず、危うく実習停止になりかけたこともありました。
ちなみに、皆さんは実習先というとどんなところをイメージするでしょうか?
大抵は病院をイメージするかもしれません。
ちなみに臨床心理士の実習先は、病院の他に、教育センター、保健所、児童相談所、保健福祉センター、療育施設、養護施設、情緒障害児短期治療施設、知的障害者授産施設、就労支援センターなどがあります。
ちなみに、病院の場合は大抵が入院ができる精神病院です。
診療所やクリニックの実習先はほとんどありません。
また、開業しているカウンセリングルームの実習というのもありません。
開業カウンセラーは基本は常にカウンセリングばかりで忙しく、また一人で回しているため、実習生を受け入れる余裕なんてないです。
あと、スクールカウンセラーの実習というのもないです。
スクールカウンセラーは週に1回で学校に出勤します。その1日をフルに活用して子供の様子を把握し、教員が支援しやすいように廻らなければいけません。正直言って多忙な現場です。
その中で、実習生の面倒を見る余裕はないですし、学校側が臨床心理士の実習生を受け入れる義務というのは本来ありません。
そのため、多数臨床心理士がいて、組織的に運営されているような場所でしか実習生の受け入れはできないということです。
大学院を検討している方は、ぜひ臨床心理士の働き口について、しっかりと情報を仕入れておきましょう。言い方を変えれば、上記の実習先は確実に臨床心理士が働ける場所でもあるということです。
↑心理カウンセラーの仕事についてわかりやすく書かれています。
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