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臨床心理士大学院の合否の分かれ目は「英語」です
英語問題を乗り切るコツは何と言っても単語と文法の知識です。
それらは英単語ターゲット1900 や英熟語ターゲット1000など、文法のテキストを繰り返し反復して基礎力を上げておくことが大切だろうと思います。
大学院によっては試験の際に、英和辞典を置いているところもありますが、一回一回めくっていたら時間は足りません。
なので単語はしっかりと覚えておきましょう。
また、基礎力がアップすれば、下記の問題集で反復練習をすることも有効です。繰り返すことで、問題を解くための応用力もアップしてきます。
合格ナビ!臨床心理士指定大学院攻略 英語問題編
はじめて学ぶ臨床心理士指定大学院入試問題集 改訂版
心理系大学院入試頻出英単語
応用は和訳の力です。
多少意訳でもいいので、正確に英文の内容を把握していることが、試験管に伝わることが大切です。
なお、大学院の英語試験は、大学受験みたいな選択問題や「何が言いたいか」とかではなく、純粋に和訳する問題が大半です。
そのため、大学院の英語を読み解くコツは、まず一気に英文を読んで、どんなことが書かれているかを大まかに理解することが大切です(ここで10分くらいはかけてもいいでしょう)。
そのあとで、一文一文丁寧に訳していきます。
全体を把握しているので、訳のスピードも速くなっていると思います。
あとは全力で訳をするだけです。
大学院では英語の論文を読まされることも多いので、最低限、英語の論文が読めるくらいのスキルが求められます。ただ、そこまでできる人はあまりいないので、それくらいができれば十分大学院の英語はクリアできるだろうと思います。
英語の出来によって、大学院の一次試験の合否ははっきりと分かれます。
その理由として、専門分野の勉強は、臨床心理士を目指す以上、誰もが興味ある内容のため、専門分野の得点は誰もが似たり寄ったりになってしまうのです。
言い方は悪いですが、一日2時間以上の勉強で半年~1年もあれば、誰でも専門分野で満点に近い点数を取ることは可能です。
しかし、英語はそうは行きません。
まずは英単語を覚えていないといけません。
なお、大学院試験で求められているのは、英文を和訳するスキルです。
英語試験を無難に乗り切るためには、上からさっと10分くらいで読んで「こんなことが書かれているのか」と何となく理解できる程度の英語力は必要です。
そのためには、英単語と英熟語の知識は必須です。
大学院の場合の英語の勉強は基本的には大学入試のやり方とさほど変わりません。
なので、英単語ターゲット1900 や英熟語ターゲット1000など大学受験の時に使った単語帳を覚えて、英語の基礎力を身に着けておくことが大切です。また、こうした文法のテキストで文法力も身に着けておくといいでしょう。
あと、専門的な単語も覚えておく必要があります。こちらの本は実際の臨床心理士試験に出てくる英語問題もあり、単語も出てくるので、力試しや英語の練習としてはピッタリでしょう。
まずは英語をしっかりと身に着けること。
これが大学院に合格するかどうかの最初の分かれ目であると思います。
これを研究室訪問と呼びます。
研究室訪問では、実際に大学院の先生から、授業の様子や学べること、実習先のことや就職後の進路などを具体的に聴くことができます。
できれば大学院でどんなことを学んでおきたいのかをしっかりとイメージしてから研究室訪問をされると良いでしょう。
逆に、イメージがつかない場合は、その情報を得るために研究室訪問をされるといいのではないかと思います。
・・・が、そのためだけに忙しい大学院の先生を捕まえるのは失礼というもの。
大学院の院生やそこを卒業した臨床心理士として働いている人を見つけて、できればお金を払って話を聴き、ある程度のイメージをつかんでから、研究室訪問をされた方が良いだろうと思います。
この「お金を払って」というのは非常に大切だと思います。
お金を払うことで、単なる雑談から目的を持った会話になるものです。
また、お金がかかっているので、あなた自身が真剣に聴こうと思うようになります。
何でもかんでも無料で情報を引き出そうとすると、あまり成長は見込めないものです。
あと、研究室訪問で何でもわかろうとは思わないことです。
研究室訪問でわかるのは、
「こんな先生からこんなことを教わるのかな?」くらいです。
就職先も「こんなところに就職した人がいる」くらいのもので、詳しいなり方までは教えてくれません。
なので、できれば
「大学院でこんなことをこういう風に勉強して、こういう方面で働きたいと思っていますが、ここの大学院ではそれはできますか?」
と具体的に自分の中で見通しを立てて、それができるかどうかを調整するようなイメージで研究室訪問を行った方が良いかなという気がします。
むしろ、それくらいの意気込みがないと大学院試験は受かりにくいものなので、しっかりとあなたの中で見通しをイメージしておくことが大切だろうと思います。
臨床心理士大学院ではどんな授業や講義が受けられるのか。
興味がある方も多いとは思いますが、はっきり言って実際にカウンセリングに「これは使える」と思えるような高度な技法やテクニックまでは教わりません。
まあ、大学の延長線上のようなものかなあと個人的には思います。
基本的には臨床心理学の基礎的な部分を教わり、そしてカウンセリングの基礎の部分を教わるぐらいで大学院の授業は終わります。
心理検査も大学院によっては実施するところもありますが、実践的なレベルに達するまでにはまず行きません。
大切な話ですが、カウンセリングやアセスメントのスキル、心理検査の腕は大学院修了したくらいでは実践レベルまでは身に着くことはできません。
そもそもカウンセリングの腕というのは5年くらい臨床現場でもまれて初めて身につくものです。
臨床心理士養成の大学院の授業だからと言って、高度なカウンセリングテクニックや心理療法の理論を教わることはまずありません。
大学院に行くのであれば、臨床心理士の資格を取るために行くんだというくらいの方が良いのではないかと思います。
また、専門的なスキルを教わることもまあないでしょう。
臨床心理士養成用のカリキュラムがあるので、それにしたがって基礎的な部分を中心に学ぶので、専門的なカウンセリングの技法を教わることはまあ珍しいだろうと思います。
なので、専門的なものを教わりたい方は、大学院に通いながら、ネットでワークショップや研修会の情報を探して個人で行くことをおススメします。
まあ、お金はかかりますが、そうした大学院外の研修に参加することでより専門性の高い知識やスキルが身につくだろうと思います。
臨床心理士指定大学院では、
最初からカウンセリングのケースが入ってきて、
カウンセリング漬けの毎日だろうというイメージがありますが、
そんなことはありません。
大学院の場合、臨床心理士養成課程は修士課程のため、M(Masterの略)を頭文字にM1、M2と区別されます。ちなみに修士課程のさらに上の博士課程はD(Doctorの略)を頭文字にD1、D2、D3と称されます。d
M1は修士課程1年生のことを指しますが、M1の大半は講義の連続です。実習もありますが、大半は見学程度です。カウンセリングのケースがもらえるような実習などM1の段階で持たせてもらえるわけがありません。
私が院生を担当するのであれば、まずカウンセリングのケースを持たせるなんてことはしないでしょう。あまりに危険だということがわかっているからです。
まあ、社会人から入った院生もいるので、基礎をみっちり学んでからケースを持たせようとする大学院は結構多いようです。
ちなみに私の経験でいえば、}M1の前期はひたすら講義ばかりでした。
心理検査のロールプレイ、カウンセリングのロールプレイの授業もありましたが、最初にカウンセリングをする機会が多々あるんだろう期待していた私としては肩透かしを食らった感じがしたのを今でも覚えています。
後期に入ってから、やっとカウンセリングのケースが回ってくるようになりました。
ちなみに授業の進め方の大半は、院生それぞれが課題を提示され、レジェメを作ってそれを発表する形式を取ります。これが結構大変でした。
まあ、大半が基礎心理学や応用心理学、カウンセリングなどの授業ばかりなので、座学が苦手な方は結構苦労するのではないかと思います。
また、教授の話が毎回毎回面白いとは限りません。
ひどい場合は、教科書を1時間30分もただ読むだけで終わるような授業もありましたから。
この辺については次回に回したいと思います。